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▲しょちゅ屋通信がブログになりました。パソコン初心者ですが、「しょちゅ屋の吉田」五代目おかみ ゆう子が、宮崎からのお便りを、そのまんまお届けいたします。


芋焼酎「塞翁が馬」のできるまで
宮崎芋焼酎「塞翁が馬」のできるまでその1
収穫です!

収穫です。
昔は芋のつるは鎌で切り取っていましたが、今はまさに現代的。つるはぎ機で刈り取り、ごらんのように掘り起こしながらコンテナの中へ・・・
人数に応じて、トラクターのスピードを調整します。

この串間市では、以前はでんぷん用の白芋が生産されていましたが、今はこのことぶき赤芋がほとんどです。食用はもちろんの事、焼酎の原料にもなっています。

豊かな土壌でサンサンと輝く太陽の光を浴びながら、 自然災害にも負けず、大事に育てられ収穫される赤いダイヤモンド(赤芋)!一個一個大事に扱われながら市場へ、又一部は農協を通じて寿海酒造(協)へ運び込まれます。他の芋に比べ、ヤニ分が少なく糖度が高いため、うまみの濃い口当たりの柔らかな焼酎ができるのです。

雨にも風にも、砂嵐にも負けず、芋を生産される農家の皆様には、頭が下がり、感謝 感謝の気持ちでいっぱいです。

宮崎芋焼酎「塞翁が馬」のできるまでその2
焼酎造りで、一番大事な麹造り(製麹)です。

焼酎造りで、一番大事な麹造り(製麹)です。
「麹」は、赤芋のデンプンを分解、アルコールの源となる糖を造る役割。 蒸した米に種麹(米に麹菌の胞子を付着させたもの)をふります。麹菌が白いものは白麹、黒いものは黒麹となります。その後、この三角棚に移され約42時間で麹が出来上がります。

写真は白麹のものですが、黒麹の方はだんだん黒くなり、 白麹とは違った香りがしてきます。
中央に見えるコードは、体温計!! 赤ちゃんと同じように、大事に真心こめて育てられます。

宮崎芋焼酎「塞翁が馬」のできるまでその3
出来上がった麹をタンクに移し、その中に工場内に自噴する湧き水・酵母を入れます。(一次仕込み

出来上がった麹をタンクに移し、その中に工場内に自噴する湧き水・酵母を入れます。(一次仕込み)
麹菌は米のデンプンを分解し、酵母菌はこの糖を栄養にして増殖しその過程でアルコールを発生させます。 二つの化学変化が同時に進み、焼酎の土台が造られます。

左が黒麹造りですが、ここで一週間発酵させて、一次もろみができあがります。だんだんと甘酒のような、甘ずっぱい香りがしてきます。

宮崎芋焼酎「塞翁が馬」のできるまでその4
手作業でチェックしながら蒸し器の中へ。

手作業でチェックしながら蒸し器の中へ。。
豊かな土壌で大事に育てられ、農協を通じて寿海酒造(協)に運び込まれた不恰好な赤芋たち。一次もろみと仲良くさせるために、蒸して粉砕します。
ベルトコンベアーで蒸し釜の中へ入れるのですが、均一に蒸し上げるために大きい芋は割り、又 痛んでいる部分は除去します。

宮崎芋焼酎「塞翁が馬」のできるまでその5
出来上がった一次もろみ(黒麹造り)に、蒸して粉砕された赤芋をタンクに入れます(二次仕込み)

出来上がった一次もろみ(黒麹造り)に、蒸して粉砕された赤芋をタンクに入れます。(二次仕込み)
赤芋が加わったことで、麹と酵母の働きが活性化され、激しく泡を立てながら発酵します。黄色いどろどろとした液状で、約10日間で二次もろみが出来上がります。

赤芋の甘味と酸味、アルコールの独特の香りが立ち込め、アルコールの弱い人は匂いだけでも酔ってしまいそうです。

宮崎芋焼酎「塞翁が馬」塞翁が馬のできるまでその6
この機械は、アルコールをいっぱい含んだ二次もろみを蒸留しています。

この機械は、アルコールをいっぱい含んだ二次もろみを蒸留しています。
蒸留とは、沸騰して蒸発した気体を冷却して液体を取り出すことです。
焼酎の場合、二次もろみを蒸留機で沸騰させていったん気体にし、冷却装置で急激に冷やして焼酎にします。
蒸留の方法は、常圧蒸留と減圧蒸留がありますが、写真の中央、水のように見えているのが常圧蒸留した原酒で、アルコール度数は37〜38度あります。

宮崎芋焼酎「塞翁が馬」塞翁が馬のできるまでその7
出番がやって来ました!

出番がやって来ました!
原酒はホーロタンクに移され、ここで約一年間、ゆっくり静かに熟成されながら やがて来る自分達の出番を待っています。
工場内に自噴する天然湧き水によって、25度に割り水され、オートメーションで瓶詰めされています。

「しょちゅ屋の吉田」で「塞翁が馬」になるために、こうやってレッテル無しで瓶詰めされているところです。

宮崎芋焼酎「塞翁が馬」塞翁が馬のできるまでその8
ようやくハダカの黒麹赤芋仕込みの焼酎が、「しょちゅ屋の吉田」にたどり着きました。。

ようやくハダカの黒麹赤芋仕込みの焼酎が、「しょちゅ屋の吉田」にたどり着きました。
レッテルなしの焼酎に、家内作業でオリジナルネーミングのラベルを、 一枚一枚心を込めて手張りします。その後、このように一本一本丁寧に包み込み、こだわりの赤芋焼酎「人生万事 塞翁が馬」が出来上がります。

そして、この串間ん大束(おおつか)より全国へ発送され、皆様方に美味しく飲んでもらえる日が来るのを、夢みながら静かに待っています。

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